来る動物が、変化した

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この10年で…

センターに搬入される動物の傾向は大きく変わりました。 かつてセンターには若く元気な動物がたくさん搬入されていました。しかし現在、センターに来る動物のほとんどは、ビビり、問題行動、ケガ病気、高齢、幼齢です。なぜでしょうか?

(1) 搬入自体が減った

  • 最期まで大事に飼う県民が増えた
  • 飼えなくなった飼い主が、自分で新しい飼い主を探すようになった
  • 飼えなくなった飼い主が、愛護団体に引き取ってもらっている
  • 行政は「引取拒否」ができるようになった(法改正)
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(2) その結果、特殊な事情の犬ネコしか来なくなった

様々な事情があります、例えば…

  • 多頭崩壊(健康状態が悪い、威嚇などが激しい)
  • 高齢飼い主の施設入所、死亡(世話できていない、高齢のペット)
  • 生活困窮
  • 飼い主が拘留
  • 動物虐待
  • 飼い主不明(離乳前の子ネコ、放浪犬)
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センター職員が、時間をかけてじっくりと

いま、センターにいるのは、昔なら殺処分になっていたであろう子たちです。「誰にでに触られても大丈夫な子」は、ほとんどいません。センター職員が時間をかけてその子を観察し、じっくりと馴らして譲渡につなげています。恐怖心が強くて、特定の職員にしか触らせてくれない子もいます。

▶もうふれあいは、難しい

一般来館者のふれあいについては、数年前から実施できていないのが現状です。学校ふれあいは、スタッフや関係者のペットを活用して実施しています。秋のフェスティバルも令和4年度に「楽しむイベントから学ぶイベントへ」と路線を変更し、動物ふれあいは実施しておりません。

▶譲渡は丁寧に、慎重に

センターに来た動物は、まず、①ゆっくり環境に馴らし ②特定のスタッフに馴らし ③さわれるスタッフを増やし ④さまざまな処置とケアを行い ⑤飼い主の募集(HP、インスタ)を行います。
新しく飼い主になっていただく方に、お伝えしなければならないことも多くなりました。また、譲渡後に飼い方に苦慮し、相談に来られる方も多くなりました。世話をしていたセンター職員が、その子が新しいお家に馴染めるよう、アドバイスを行っています。

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来館サービス、リニューアル

以上の状況から、これまで行ってきた「ふれあい」を主軸にした来館サービスを、リニューアルすることとしました。令和6年4月より「ふれあい」に変わる新しいサービスが始まります。

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ボランティア制度も、変わります

これまで一般ボランティアさんには、大きく3つのお仕事を担っていただいてきました。
(1)ふれあいのお手伝い
(2)譲渡前のシャンプーなどのケア
(3)譲渡会のマッチングのお手伝い
いずれも動物に触るお仕事です。
しかし近年、搬入動物のこのような変化をふまえ、またボランティアさんの安全のためにも、これまでの活動の継続は難しい と判断し、ボランティアの内容及び体制を一旦リセットする事といたしました。 令和6年度より、新しいしくみのボランティア制度となりますので、今後とも愛護センターにご協力をよろしくお願いいたします。
(募集要項等は、決まり次第、HPに掲載します)

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青森県動物愛護センター